EY 嘆き

EY分離、組織体制を検討して2023年初旬に投票で決定。EとYに分離か。こっそり無資格者を「会計士」と記載するおまけつき

投稿日:2022年9月10日 更新日:

日本におけるEYの各メンバーファームを含むEY Japan(東京都千代田区、チェアパーソン 兼 CEO 貴田 守亮)は、世界的な社会経済情勢の変化を踏まえ、資本市場の発展やクライアントの皆さまの成長に一段と貢献することを目指し、最適な事業体制の構築に向けて検討を始めました。これは、EY(本部・英ロンドン)の経営層が日本など主要国の経営層と協議をした結果、現在の組織体制を大きく2つに分割する方向へ移行するとの決定に至り、詳細をさらに詰めたうえで2023年の初旬に世界中のパートナーの投票を行うと表明したことに基づきます。

私たちが掲げるパーパス(存在意義)「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」を鑑み、クライアント、社会、EYメンバーの価値を向上し続けるため、高潔な視点で考える時期が来たと考え、自ら先んじて果敢に社会的責任を全うする方法を導き出します。

EY Japanは監査(アシュアランス)、コンサルティング、ストラテジー・アンド・トランザクション、税務という4つのサービスを展開しています。同時に、私たちは従来から資本市場の信頼を確保するとともに、健全で持続可能な経済成長に寄与するため、不断の経営改革を行ってまいりました。

ビジネス環境が大きく変化する中、監査・保証業務については、高品質の監査の実現と公共の利益に資するため、信頼性、透明性及び独立性を高める集中的な投資を積極的に行う必要性を認識しています。コンサルティングやストラテジー・アンド・トランザクション、税務コンサルティングについても、企業の戦略やトランスフォーメ―ションをダイナミックに支援するため、これまで以上にデータやテクノロジーを活用し、他企業とのアライアンスをより一層強化していくことが求められます。

EY Japanではこのような背景を鑑み、これからも社会やクライアントの信頼を得るサービスを提供し続けるためにふさわしい事業体制のあり方について、パートナーやメンバーとともに徹底的に議論し、より良い社会の構築を目指してまいります。

EY Japanチェアパーソン兼CEOの貴田守亮は、次のように述べています。

「EY Japanにとってクライアント、サービスラインすべてが重要です。そして、それを支える全てのEYメンバーが最も重要です。世界の変化に対応し、企業が変革をすることは必須ですが、一方、社会への貢献のためこれまで重視してきた ①高品質な監査を継続し、データやテクノロジーを駆使して株主からもクライアントからも信頼される監査手法を開発していく ②課題先進国である日本において、グローバルな知見に基づき、スタートアップから大企業まで世界をリードしていく日本企業の創出をご支援する ③ EY Japanのパートナーやメンバーにもより多くの成長機会をもたらすため、必要な投資を行う、といった基本方針は、堅持する方向で未来志向の組織のあり方を検討してまいります」

最適な事業体制のあり方について結論が出ましたら、すみやかに公表いたします。

アーンスト・アンド・ヤングが2つの会社に分かれる。
会計事務所をアーンストと呼ぶことにする。
コンサルティング会社はヤングと呼ぶことにします。

過去記事:EYドラゴンがプラクティスだけでなく、訴訟もビルド。デトロイトに間違えられがちな「デロイト」のブランドをかけて、無理筋の引き抜き訴訟に挑むDTC

過去記事:ドラゴン近藤が移籍をビルドしたあたりから流れが悪いデロイト、ノベルティのボールペンは最高らしい



-EY, 嘆き
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

インサイダー

目視DDで話題のマッキンゼー、パートナーがゴールドマンの買収案件に絡むインサイダー取引で起訴され、中身より名前に注目が集まる

マッキンゼーのパートナーが起訴される McKinsey partner accused of insider trading on Goldman Sachs deal https://t.co/aY …

ショーンK

ショーンKことホラッチョの54歳誕生日がおとといだった。そろそろ禊は済んだのか?6年たって望まれる復帰

「#ショーンK」さんを思い出したのですが、彼はお元気なのでしょうか。もちろんご本人の意思が最優先ですが、メディアで活動する意向をお持ちなら、もう十分に彼は許されていいと思います。氏が活動休止に追い込ま …

英国EY、監査部門とその他に分離検討中、アンダーセンから続くコンサルと監査のよくある別れ話

EY(恐らくロンドン本社?)で監査部門とその他の部門を切り離し、株式市場に上場させる動きがある模様資金調達して規模拡大しているアクセンチュアに対抗というよりも、監査部門との利益相反の解消が要因みたいで …

バレンタイン

バレンタインのチョコ現物取引は都市伝説か?コンサルタントはもらえるのか?

「国内市場規模」バレンタイン:1310億円(2020年予測)ホワイトデー:490億円母の日:1205億円ハロウィン:1155億円https://t.co/6S7IlNUUcf明治の調査によると女性のチ …

consultant

GW終わりまで待ちきれずに仕事を始めてしまうコンサルたち

一応休みだけど今日から平時のルーティンで回していきます。既に2時間寝坊してるけどコッカラッス— 兎に角 (@to2kaku) May 6, 2022 これは有益な情報なのですが、GW明けが憂鬱な各位、 …